鳥取砂丘へ行ってくる、とある人が言ったので
今日は『葛原妙子全歌集』を開けた。ひさしぶりに。
歌集の中身に至る前に思わず「あ〜」と声が出てしまった。
先日、東京で高橋睦郎氏が葛原妙子について話されて
いたとき、ものすごく奇妙な感じに襲われていたのだった。
話に引きつけられながら、ふーっとじぶんがもう一人いて
「この話、聞いたことがあるね」とささやきかけられている
ような。
その奇妙さといったら……。
じぶんの何かが変になったのかとちょっと怖かった。
ところが、何のことはない。
高橋氏が『葛原妙子全歌集』の栞に書かれていて、すでに
わたしが読んでいただけの話。
なあんだ。
あとから考えると間抜け。
砂の上にとほく鼻目を喪へるわれありとして砂丘は翳る
葛原妙子『原牛』
- 2005/04/11(月) 00:00:00|
- 短歌あれこれ|
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